ためしてガッテン
NHKではお馴染みの人気番組、【ためしてガッテン】で肺炎を予防する内容が放送されました。
1月25日に放送されたもので、肺炎の元となる【肺炎球菌】について詳しい情報と、その対策方法をびっしり詰めた内容です。
ここでは、その時に紹介された詳しい内容をお伝えしていきたいと思います。
肺炎を起こす原因菌について
画像引用元:http://www.skincare-univ.com/article/010030/
日本の死因の中でもワースト3位に入っているのが肺炎だという事をご存知でしょうか?
実は、私たちの国では1位にがん、2位が心疾患、そして3位に肺炎となっており、ほぼこの順位の変動はありません。(4位に入る脳血管疾患は僅差なので入れ替わる事もあります。)
しかし、それだけ意外と肺炎も怖い病気の一つなんです。
この肺炎を引き起こす原因となっているのが、【肺炎球菌】という菌なんです。肺炎の原因菌の中でも感染率と致死率が最高と言われる菌です。
恐ろしい事に、この菌の周りには抗体から身を守るように殻のようなものがついているのが特徴で、免疫細胞が菌を掃除しようとしても、この殻のせいで簡単に壊すことが出来ず、すんなり逃げられてしまうんです。
免疫細胞が菌を掃除出来ないので、逃げられるどころか増殖されてしまい、最終的に肺炎を引き起こしてしまうのが【肺炎球菌】の正体なんです。
肺炎球菌はどこから体に侵入してくるの?
肺炎球菌は昔はどんなところにも棲みついている菌でだったんです。
ところが、今では環境の変化や気温差などで棲みづらくなり、なんと人の鼻の奥に棲むようになったんです!
しかし、肺炎球菌がいるからと言ってその人たちが肺炎になっているわけではありません。
棲んでいるだけでは悪さをしないのですが、例えばインフルエンザなどのきっかけで咽頭に傷がつくと、菌が肺に侵入しやすくなるんです。
肺炎になる理由は連鎖から来るものなんですね。
寝るときに出来る肺炎予防法はココ
画像引用元:http://www.skincare-univ.com/article/010739/
寝る時にもちょっとした予防方法があったりします♪ほんの気持ち程度に頭を高くして寝ると、誤嚥性肺炎の予防にもなります。
例えば布団の下にタオルを丸めたものや、座布団などを枕にして寝たり、ベッドを少し傾けさせて寝るとより効果が期待できます。ご年配の方などで不安がある方は試してみてはいかがでしょうか?
いかがでしたでしょうか?身近なところで起こる肺炎の真相をお伝えしましたが、肺炎球菌を持っているかも分からなければ、いつ発症するかも分からない怖い病気です。
少しでも心配な方は、出来る限り早めにワクチンを接種し、また小さなお子さんにも、菌が侵入される前の早い段階の内にワクチンを受けておきましょう!