ためしてガッテン
2012年4月11日(水)に放送された、ためしてガッテンでも 番組史上最悪とまで称された、悪魔の物質。
実はある事がきっかけで、この悪魔の物質が出てくるのですが、そのせいで【肺気腫】にまで繋がってしまい、重い症状になると息切れだけでなく、寝たきりや重度の病気を併発してしまう恐れがあるんです。
ここでは、肺気腫の詳細と予防方法についてお伝えしていきますので、是非参考にしてください♪
肺気腫ってどんな病気なの?
画像引用元:http://tounyou-raku.com/sekiwosuruto-muneitai
肺気腫とは、気管支の先にある「肺胞」が破壊されてしまう病のことで、肺胞が破壊されてしまうと、呼吸する機能の効率が一気に悪化してしまい、体に必要な酸素を取り入れることが難しくなってしまいます。
すると息切れや咳、痰が増えていき、症状が進行してしまうと、休み休みでないと歩行や着衣などの行動でも息切れが酷くなり動けなくなってしまう事もあります。
そして、その息苦しさに加え、炎症した肺から【TNF-α(ティーエヌエフアルファ)】という物質が全身に撒かれることで骨粗しょう症や糖尿病、心筋梗塞や脳梗塞など、様々な症状を悪化させると考えられています。
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この肺気腫は、別名で慢性閉塞性肺疾患(COPD)とも呼ばれており、中年以降の男性の割合が高く、喫煙との関係が深く関わっているとも言われています。
そして喫煙以外にも、受動喫煙、粉じん、大気汚染でも発症や悪化する可能性があります。
ちなみに、欧米では「タバコ病」とも言われており、有害物質を長期間吸い込んだために気管支が炎症を起こし、呼吸機能が低下する事から、『肺の生活習慣病』とも呼ばれてることもあるそうです。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)について
画像引用元:http://health-note.info/autumn-gensok001
このCOPDは主に「慢性気管支炎」と「肺気腫」からなります。
気管支が炎症を起こして、咳や痰が多く出ます。
【肺気腫】
肺が破壊されて穴があいてしまい、進行するとすき間だらけになってしまいます。慢性気管支炎と違って咳や痰は少ないのですが、呼吸機能が衰え、呼吸がしにくくなる病です。
段階別の肺気腫の主な症状について
肺気腫の症状は、ごくありふれた症状のため、うっかり見過ごしてしまいがちなものなんです。そのため発見が遅れていしまい取り返しのつかない状態に陥るケースも少なくありません。
また、肺だけでなく体全体にも影響してしまい、場合によっては全身性炎症、骨粗鬆症、血管疾患、糖尿病などを重い病が併発しやすくなってしまいます。
特に、40歳以上の方で喫煙歴のある方は該当しやすくなるため、次の症状に覚えがある方は、軽く考えず早めに呼吸器専門のお医者さんに診療してもらいましょう!
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<軽度>
・咳や痰が出やすい
・少し身体を動かしただけで息切れがする
<中度>
・咳や痰が止まらない
・日常的な動作をしただけで息切れが激しい
<重度>
・身体が全く動かず寝たきりになる
・重大な病気を併発する
重度になる前に、心配な方はすぐに治療をしてください。
肺気腫に有効な呼吸機能アップ術を3つ紹介!
こんなに恐ろしい肺気腫にも、少しでも有効なストレッチ法が3つあります。
1) 呼吸筋ストレッチ
COPDは呼吸筋肉が弱り、十分に息が吐けません。そこで呼吸筋をストレッチする事によって動かすことが重要になってきます。
②ヒジを真上に上げます。
③口をすぼめながら息を吐き、左右交互に行っていきます。
④息の強さは、大体30cm離した手の平に感じるくらいがベストです。
2) 足の筋力トレーニング
COPDは息苦しさによりだんだん運動不足になってしまい、最悪寝たきりになってしまうため、歩ける筋肉をしっかりと維持するための足の筋力方法。
②下にした方の足で両足を持ち上げます。
③上にした方の足は下にした方の足を押さえつけるようにします。
④口をすぼめて息を吐きながら、左右交互に行います。
3) 座ったまま有酸素運動
運動不足にならないためには有酸素運動が効果的です。しかしながら、膝が悪かったりなどで歩行が難しい事もるので、座りながら足を動かします。
②3つの運動合わせて15~20分程度を目安にします。
③一日おきくらいのペースから初めてみてください。
もちろんそれぞれの運動を立って行っても大丈夫です。ただし無理に行わず、徐々に増やすように心がけてください。
身近に感じる何気ない症状に感じていても、放置してしまうと体の自由がきかなくなってしまうなんて考えたくないですよね!
まずは喫煙者の方は禁煙できるようにするのが一番ですが、不可抗力の部分でも発症しかねないので、息切れを感じたら軽度の内に診てもらい、また呼吸ストレッチなどで筋力を鍛えるようにしてみてください。