ためしてガッテン
「痛風」ってとても痛そうですよね。足がパンパンに赤く腫れて激痛なのだとか…。
昔は贅沢病とも呼ばれていましたが、それは間違い!どんな人でも痛風になる可能性はあります。もちろんお酒を飲まない人も!
そこで今回はそんな痛風を予防するアイテムとして「牛乳」をご紹介していきます。尿酸値が高い方は必見ですよ!
痛風の原因や症状について
痛風は尿酸値が高くなると発症する病気です。よく風が吹いても痛い、と表現されますが尋常ではない痛さだそうですね。ではどうして痛みが発生するのでしょうか?
尿酸は増えすぎると結晶化するんです。そしてその結晶が関節の中で固まったり、骨にこびりつきます。そして何かの拍子で結晶が剥がれ、免疫細胞がこの剥がれた結晶を攻撃し痛みが発生するのだとか。
高尿酸だと痛風以外にも大変なことが!?
尿酸値が高いと痛風以外にも気をつけないといけない病気があります。それは「慢性腎臓病」です。尿酸値が高い人はこの慢性腎臓病になるリスクが高いと言われています。慢性腎臓病になると人工透析が必要になる場合もあるんですよ。
低脂肪牛乳が尿酸値を下げる理由は?
では今日の本題。牛乳がなぜ尿酸値を下げるんでしょうか?それにはまず尿酸値が高くなる原因について理解が必要です。
痛風と聞くと「プリン体」をイメージしませんか?ビールなどプリン体の高いものを摂取すると痛風になるとよく聞きますよね。
ですが、実際痛風になる人の中にはビールやお酒を全く飲まない人、野菜中心の生活をしている人、積極的に運動をしている人などなど、食べ物が原因で発症する人ばかりではないんです。
というのも食べ物によって尿酸値が高くなるケースはたった2割なんです。残りの8割は細胞が悪さしているからなんだそうです。細胞がプリン体を作り、尿酸に変えているとのこと。
この尿酸をきちんと排泄出来ていれば問題ないのですが、尿酸値が高い患者さんのうち約9割はこの排泄が上手く出来ていないということが分かりました。
そこで!!尿酸を上手く排泄する効果があると分かったのが【牛乳】だったのです。牛乳に含まれるカゼインが胃でアラニンというものに変わり、腎臓にある尿酸を排泄しやすくしてくれるのだそう。そして低脂肪牛乳の方がその効果が高いのだそうです。
何と、1日牛乳をコップ1杯飲むと痛風の発症が43%も抑えられるとのこと!牛乳が苦手な方はヨーグルトでも同じ効果が得られるそうですよ。
痛風は誰でも発症する可能性があるということが分かりましたね!健康診断などで尿酸値が高いと診断されたら、試しに牛乳を飲んで様子をみるのも一つの手。予防出来るなら取り入れてみましょう!