ガッテン
コラーゲンとは美容によくて高価な物、ゼラチンは料理などに使う比較的安価なもの、というイメージではないでしょうか?
コラーゲンを製造しているメーカーによると、サプリメントにした場合のコラーゲンは、吸収率を高めるための精製がなされてはいますが、中身はゼラチンとほぼ一緒とのことです。そのためゼラチンを料理に活用すれば、吸収率は少し劣りますが、「ペプチド(コラーゲンの破片)」が体内に吸収されるということになるのです。
ここではコラーゲンの効果やゼラチンを使用する際の注意点などをご紹介します!
コラーゲンが怪我や関節痛に効果的な理由
画像引用元:http://netgeek.biz/archives/38526
コラーゲンは美容以外にも効果があるといわれています。
~怪我への効果~
吸収率を高めるためにコラーゲンを細かくした「コラーゲン加水分解物」を、床ずれを発症した方に摂取してもらったところ、治癒が早まったという報告があります。
~関節痛への効果~
ある大学の駅伝選手にコラーゲンを摂取してもらったところ、関節痛や関節の怪我が緩和されたという報告があります。
以上のように、様々な研究の結果、コラーゲンが怪我や関節痛に効果があるとされていますが、その理由には「摂取されたコラーゲンの体内での働き」が深く関係しているようです。
体内では線維芽細胞によってコラーゲンが生成されてます。体内で生成されたコラーゲンに、外部から摂取して、胃・腸で分解されなかったコラーゲンの破片(ペプチド)が加勢することにより、体内のコラーゲンが増殖、怪我や関節痛の緩和に繋がるのではないかと解明されつつあります。
コラーゲンチャーハンの作り方はココ
画像引用元:http://beautyhealthy.info/healthy/16965
手軽にコラーゲンが摂れるコラーゲンチャーハンの作り方です!
米・・・2合
ゼラチン・・・小さじ1(お湯で溶けるゼラチンの場合)
長ネギのみじん切り・・・1/2本
焼豚(5mm角)・・・50g
卵・・・1個
塩・・・小さじ1
コショウ・・・少々
醤油・・・小さじ2
ごま油・・・小さじ1/2
〈作り方〉
1.米を洗い、2合分の水の量から大さじ3の水を減らしてセットする
2.大さじ1のお湯でゼラチンをムラなくよく溶かし、セットした米に入れる
3.塩と焼豚をゼラチンを入れた米に入れてよく混ぜた後、普通に炊く
4.炊いている間に、コショウ・醤油・ごま油を混ぜ合わせ、溶いた卵に入れて混ぜる
5.炊き上がり後すぐにふたを開け、4の卵と長ネギを入れてすぐにふたをし、5分蒸らす
6.米をしっかりと混ぜれば出来あがり
炊飯器におまかせで美味しいコラーゲンチャーハンが完成です!
汁物にゼラチンを入れるコツはこちら
スープなどにもゼラチンを入れるのもいいのですが、入れ過ぎると独特の匂いが出てしまうので、匂いを出さず、美味しくなるゼラチンの入れ方のコツをご紹介します!
汁物にゼラチンを入れるコツは、「水の重量に対しゼラチンの濃度は1%」という割合を守ること!目安は、「水200ml」に「ゼラチン小さじ1強」です。
・ラーメン(スープ400ml)⇒大さじ1弱
・スープ(120ml)⇒小さじ1弱
・カレー、シチュー(140ml)⇒小さじ1
・煮物⇒煮汁の1%
ゼラチンには種類によって使用法などに違いがありますので、あくまでも目安として参考にして下さい!
ゼラチンを使う時の注意点は?
画像引用元:http://collagen-laboratory.com/
調理時にゼラチンを使う注意点として、酵素を含む生の果物に使用した場合、固まるまで時間がかかり、常温では溶けてしまうことがあります。
もしも果物に使用する時は、火を通したものや缶詰を使うことをおすすめします。
コラーゲンとゼラチンの中身がほとんど同じとは、驚きですね。サプリメントでコラーゲンを補えない時に、代わりにゼラチンを料理に活用すれば便利ではないでしょうか。
コラーゲンは体に必要な成分で、怪我や関節痛の緩和にも役立ちますので、手軽に使えるゼラチンで積極的に食生活に取り入れてみませんか。美容効果への期待も高まりますよ!