体の悩み
腰痛に悩まされている人って本当にたくさんいますよね。あれやこれやと試してみても、なかなかすっきりしないという人も多いのではないでしょうか?
今回は股関節からくる腰痛についてまとめました。股関節腰痛に効く体操もご紹介しますよ♪また、女性に多いとされる股関節腰痛についても紹介しているので要チェックですよ!
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股関節腰痛の特徴や弊害について
腰痛といってもさまざまな原因があるのですが、股関節からくる【股関節腰痛】の特徴についてまずは説明していきます。
股関節というのは体を支える大切な関節です。体重を支えているので負荷も大きいですよね。他にも階段の上り下りや、しゃがむ時などでも股関節は使われます。そんな体の支えとなっている股関節からくる腰痛の主な特徴がこちら。
- あぐらがかけない
- 足が上がらず、立った状態で靴下が履けない
- 階段の上り下りがつらい、大変
- 立ち上がりにくい
こういった特徴を伴う腰痛は股関節腰痛の可能性があります。
ではこのように股関節が上手く機能していない場合、日常生活でどのような弊害があるのかというと…。
- かがんで物と取りたいとき
- 階段を上るとき
上記の動作はどうしても腰に負担がかかってしまい、思うように動かない場合があります。
股関節腰痛は「四つん這いチェック法」で発見!
腰痛は腰痛でも、自分が「股関節腰痛」かどうかをまずチェックしてみましょう。その手がかりが「四つんばい」です。方法はとっても簡単♪今すぐチェックしてみてくださいね。
《四つんばいチェック法》
- 四つんばいになります。
- 腕と太ももが地面に対して垂直になるような姿勢になってください。
- その状態からゆっくりとお尻を後ろ側へ下げていきましょう。
この時の目安は、お尻がふくらはぎにつく手前になります。
どうでしたか?スムーズに下げることは出来ましたか?
背筋が伸び、お尻がスッと下げられれば股関節がなめらかな証拠です。もしお尻を下げる際に腰や背中が丸くなってしまうという場合は、股関節が上手く使えていないかもしれません。
股関節の動作が鈍くなると骨盤が起きます。するとそれをカバーするように腰や背中が丸くなってしまうんですよ。こういった猫背タイプの人というのは、通常の人に比べて腰に負担がかかりやすく、股関節腰痛のリスクが高くなります。
体操やストレッチで股関節を柔らかくする方法
股関節腰痛を改善するにはとにかく股関節を柔らかくしてあげましょう!改善するだけでなく予防にもなりますので、日ごろから取り入れているといいかも!オススメの股関節体操で、なめらか股関節にしましょう♪
《パカパカ体操》
まず椅子に楽な姿勢で座ります。足は肩幅に開いてつま先は正面です。そして膝をゆっくりと開いたり閉じたりしてください。この時、力を抜いてリズム良く行いましょう。足の裏が床ような激しい動きもNG。自分自身が楽だと思う範囲、スピードでかまいません。
★目安:1日10回×2セット★
《お尻フリフリ体操》
立った状態で肩幅より少し広めに足を開きます。つま先は正面よりやや外側に。この状態で骨盤を左右にゆっくり揺らしてください。この時、顔の位置を動かしたり体を捻るのはNG。極端に曲げる必要もありません。骨盤の少し下に手を当てて股関節が動いているのを確認しましょう。
★目安:1日10回×2セット★
《四股スクワット》
四股は股関節全体の筋肉をバランスよく鍛える効果があります。まず足は肩幅より少し広めに開きます。つま先は斜め前に向いているように。次に背筋を伸ばしながら体少し前に傾けましょう。お尻を突き出すようにそのまま腰をゆっくりと落としてください。
★目安:1日10回×2セット★
どの体操も簡単に出来ますが、もし腰や膝に痛みや違和感がある場合は中止してください。四股スクワットは他の2つに比べて負荷が強いので無理はしないようにしてくださいね。
女性は「変形性股関節症」にも要注意!症状は?
股関節腰痛をご紹介してきましたが、股関節そのものの病気ということもあります。それが【変形性股関節症】というもの。
この病気は大たい骨と骨盤の表面にある軟骨がすり減り、股関節の形が変わってしまいます。推定患者数は300万人とされていて、特に女性に多いのが特徴です。変形性股関節症の症状は、
- 足の付け根のだるさ
- 股関節の痛み
- 痛みで歩きにくい
といったものがあります。
痛みがある場合、放っておくと症状は進行していきます。最悪の場合、手術が必要なことも。早期発見、早期治療の場合は手術の必要はなく、運動療法や生活方法の工夫などで改善が可能です。
もし股関節に痛みがあるときは、我慢はしないこと!整形外科で一度診てもらいましょう。
股関節腰痛は誰にでも起こり得るものです。運動不足などで股関節が硬くなっているとそれだけ負担も大きくなってしまうので、日ごろからストレッチなどで柔らかくしておきましょう。とはいえ無理は禁物です。出来る範囲でまずは取り入れてみてくださいね。