ためしてガッテン隠れ心臓病について
日本人の死因でも上位にあるのが心臓疾患病です。生活習慣がきっかけで引き起こすこともある心臓病ですが、最近は隠れ心臓病という何だか怖い病気も増えているんだとか。
今回は心臓病について原因や症状、予防法などをご紹介したいと思います。他人事ではなく、いつ自分の身に起こるかもしれない病気ですので、ぜひチェックしておきましょう!
NHKためしてガッテンの「隠れ心臓病」とは?
NHKためしてガッテンでも紹介された【隠れ心臓病】とは、40代50代に多い症状で、胸がぎゅっとしぼられるような感じになります。この「隠れ心臓病」は、最新の機材を使った画像診断でも判断できないといわれています。
隠れ心臓病の原因とは?
隠れ心臓病の原因は、女性ホルモンのエストロゲンと関係があり、更年期に入ってエストロゲンが低下することで起きると言います。隠れ心臓病は、女性に多く、更年期障害による足の冷えから引き起こされます。
また、ストレスと食生活が原因で起こる場合もあります。詳しく見てみましょう。
■ストレス
ストレスは万病のもと、とも言いますが心臓にとっても危険因子になります。自律神経や内分泌系に異変をもたらし、血圧や血糖値を上昇させます。心拍数が増え、心臓の収縮を促して心臓機能を低下させるのです。過度なストレスは心臓病発症のリスクを高めます。
■食事
脂っこい食べ物や塩分の濃い食べ物は心臓病発症に繋がります。いわゆる生活習慣ですね。脂質や塩分というのは動脈硬化などを引き起こし血栓を作ります。これが血管に詰まると心筋梗塞を引き起こします。
日ごろから栄養バランスには気をつけ、よく噛むようにしましょう。そして食物繊維は積極的に摂ることです。
隠れ心臓病の症状について
隠れ心臓病の症状はこちら。
- 息切れ
- せき
- 冷や汗をかく
- 喉が乾く
- 鼻詰まり
- 指が震える
- 歯が痛む
- 左肩が痛い
- 視野が狭くなる
- 物忘れ
などです。こうした症状が継続して現れていると隠れ心臓病の可能性が高いです。
隠れ心臓病の診断やチェックの方法
まず微小血管狭心症と、無痛性狭心症では診断方法は大きく変わってきます。 微小血管狭心症の場合、
- 胸の痛み
- 圧迫感
- 更年期障害の症状
これらが特徴になります。
無痛性狭心症の場合は心臓病の検査を受けるのが一番です。というのも、特徴は咳や肥満くらいですので自己判断は無理なのです。
隠れ心臓病の対処法は?
隠れ心臓病の対処法としては、まず食事では、悪玉コレステロールがたまらない食事をすることが大事です。
食材でおすすめなのが青魚です。血液をサラサラにするDHAやEPAを豊富に含んでいるからです。
また、隠れ心臓病は 運動で対策することも大事です。背骨と骨盤の間にある腸腰筋の筋肉を鍛えることが大事で、階段を一段とばしで登る階段登りが効果的です。
病院での治療方法は、薬によるもので、脈を下げて血管を開くカルシウム拮抗剤を使用します。食事や運動でも改善されなければ、病院で検査してもらった方が良いでしょう。
心臓病の予防になる食べ物と食べ方
■青魚
いわゆるサバやサンマ、イワシなどになります。 これらにはDHAやEPAという不飽和脂肪酸が豊富に含まれていて、動脈硬化や高血圧、LDLコレステロールの低下に効果的です。
また、血流が良くなるので血栓を防ぎます。 2日に1回、または最低でも週に1~2回は青魚を食べましょう。
■野菜、フルーツ
きのこ類や海藻類、芋類、果物は食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、心臓病予防にはかかせない栄養素です。 食物繊維はコレステロールや塩分を排除し、血糖値の上昇も抑えてくれます。満腹感もあるので肥満予防にも◎。
アボカドやほうれん草、さつまいも、キウイなどのミネラルたっぷりな食材も積極的に取り入れましょう。 ただし、芋類は糖質が高いので血糖値が高い人などは食べ過ぎに注意です。
■大豆製品
豆腐や納豆といった大豆製品はビタミンやミネラルが豊富です。また低脂肪なので肥満気味の人にもおすすめです。 主に血圧を調整してくれるのでぜひ毎日でも食べたいですね。
納豆には血栓を溶かすナットウキナーゼが含まれており、動脈硬化や心臓病予防には最適の食品です。 ただし、ワーファリンと服用中の人は拮抗作用があるので納豆は医師に相談してからにしてください。
まとめ
心臓病といってもいろいろとあるのですが、全てにおいて生活習慣が大切になります。乱れていると心臓に負担がかかり、病気を発症する危険があります。
生活習慣や食事というのは積み重ねによって効果が出るものですので、後悔しない為にもすぐに見直してみましょう。 出来ることからまずは始めてみてくださいね。