アレルギーと聞くと花粉症を思い浮かべる人も多いと思いますが、食物アレルギーで悩んでいる人も大変多いんですよね。
私も大好きなものが突然のアレルギーで食べられなくなってしまいました。
怖いところはアナフィラキシーショックを起こす危険が高いということ。命に関わることもあります。
原因や対策を見ていきましょう!
食べなくても食物アレルギーになる原因は?
食物アレルギーは一口食べただけでも蕁麻疹や呼吸困難などを引き起こします。
代表的なものは小麦や卵、魚類などですが、人によってはそんなものまで?!というものがアレルゲンになってしまうこともあります。
また近年では食べるだけでなく、触るだけでもアレルギー症状が出ることが分かりました。
注意して食べていなくても発症するとなると怖いですよね。知らないことで症状が悪化することもあります。しっかり理解しておく必要がありますね。
触りすぎてアレルギー症状が出る原因は、
- 肌荒れなどが酷い状態で食べ物を触り続ける
- 自己流の美容法で食べ物を肌につけ続ける
とされています。
本来食物アレルギーは口から体内に摂取することで発症するものとされていましたが、皮膚に炎症がある状態でもアレルギー物質を体内に取り込んでしまうことが分かったんです。
もちろん症状が出ない人もいますが、口にしていないのに症状が出たという場合は、一度手荒れや肌荒れを起こしていないか見てみましょう。
食物アレルギーになる意外な原因4選
食物アレルギーとなる原因はいくつか考えられますが、ちょっと意外な原因を4つご紹介します。
気になる方は一度専門医に相談してみるといいですね。
肉アレルギーになりやすい。
【原因】
マダニの唾液には肉に含まれる成分があります。マダニに噛まれると唾液が体内に入りアレルギーを引き起こすことも。同じ成分が肉に含まれているということでマダニに噛まれた人が肉を食べると、同様の症状が出る可能性があります。
栗、バナナ、アボカドなどのアレルギーになりやすい。
【原因】
手袋やおもちゃには天然ゴム(ラテックス)が使われています。そして栗やバナナといった食物にはこの天然ゴムと共通する成分が含まれていて、ラテックスアレルギーを持っている人は同様の症状が出る可能性があります。
りんご、キウイ、ももなどのアレルギーになりやすい。
【原因】
これらの果物には花粉と共通の成分が含まれています。中でもハンノキやシラカンバには注意が必要です。
納豆アレルギーになりやすい。
【原因】
ちょっと意外ですが、サーファーは納豆アレルギーに注意が必要です。というのも納豆のねばねばにはクラゲと共通の成分が含まれておりクラゲに刺されることで納豆アレルギーを発症することがあります。
子供の食物アレルギーの最新対策法3選
子供、特に乳児は10%ほどが食物アレルギーを持っているとされています。大きくなるにつれて自然と治るものが多いですが、幼児や学童でも少なくないのが現状です。
そこで食物アレルギーを防ぐとされる最新の対策法がこの度発表されました。ぜひ参考にしてみてください。
離乳食を始める際にアレルギーの恐れがあるものは極力食べさせないことが鉄則でした。しかし最近では離乳食を遅らせてもアレルギー予防にはならないことが分かったんだそうです。
逆にいろんなものを早めに食べた方が発症しにくいという報告もあります。アレルギー症状が出ていない赤ちゃんならば幅広くいろんな物を食べた方がいいようです。
ただし、湿疹やアトピーなどの肌トラブルを経験した赤ちゃんはアレルギーを引き起こしやすいのでごくごく少量が始めるか、医師に相談してからにしましょう。
食物アレルギーを起こすと原因となる食材を避けるのが対策の中心となります。ただ食事というのは子供の発育にも重要ですので除去しすぎるのはいけません。
食べられるはずのものまで食べさせないなんてことはもってのほかです。アレルギー反応を見るために血液検査を行い、陽性である場合でも必ずしも症状が出るとは限りません。
適切に除去するには食物経口負荷試験というものがあります。問題がなければ少しずつ量を増やすしていきます。これは絶対行う試験ではありませんが、気になる場合は医師に相談してみましょう。自己判断で行ってはいけません。
食物アレルギーはアトピー性皮膚炎を合併することがよくあります。アトピー性皮膚炎が原因という考えが有力ともされています。
もし赤ちゃんが湿疹やアトピーに似た症状が出ている場合はすぐに病院で診てもらいましょう。
食物アレルギーは大人になってから発症する人も多いんですよね。原因はさまざまですが、今回ご紹介したものに当てはまる人は少し注意しておく方がいいかもしれません。
また肌荒れが酷い場合はそこからアレルギーに繋がることもあるので、一度皮膚科で診てもらってくださいね。