ためしてガッテン「腎臓病」について
腎臓は大事な働きをする臓器です。食事の内容から負担を受けることがある臓器で、血液中に増えた余分な塩分を尿として体外に排出したり、たんぱく質が燃えて体に有害になる物質である尿酸や尿素窒素を処理する際に負担がかかります。
ここでは、腎臓病の症状・原因・食事についてみていきましょう。
腎臓病の症状や原因は?
⇒ 腎臓病について【動画】
テレビでは腎臓病の真実として、少し腎機能が低下しただけでも突然死のリスクが増えると警鐘を鳴らしていて、食事の内容を改善せず負担が増加を続けると、腎臓病の原因となり尿が出なくなったりする症状があります。
原因は、腎臓が老廃物をろ過する毛細血管フィルターの内壁にあいている小さな穴が、過剰な糖分や脂肪により負担がかかりろ過能力が減少することで、ろ過率の低下を感じた体が血液の流れをはやめるため、高血圧の症状が出るようになってきます。
そうすると全身の動脈硬化が進行したり心臓病や脳卒中になる可能性が高まり、突然死に至る可能性が高くなります。
腰痛に似た症状がある場合は腎臓疲労かもしれません。合わせて正常な位置に収まっていないと腰痛が起きるようです。前屈やひねった時などに痛みはなく、腰をトントンと叩いた時に痛みがあるようなら腎臓を疑った方がいいかもしれません。
腎臓は背中側にある臓器になります。背中が痛むというときは、何らかのサインかもしれません。もしかしたら尿管結石の可能性があります。
腎臓病を予防するための方法は?
腎臓病を予防するための食事内容と、治療が必要になってからの食事内容には違いがあるため、腎臓の機能の低下を感じたら医師に相談を行い食事療法を進めるべきです。
誤った方法で悪化させてしまわないことが重要で、機能が50%より低下していない状態であれば回復する人もいるため、諦めずに取り組みを続けることが大切です。
腎臓病の食事療法のポイント5つ
腎臓病は医師の指導の下、しっかりと食事療法を行う必要があります。ポイントを押さえて治療していきましょう。
①タンパク質は摂り過ぎないこと
タンパク質を多く摂取すると腎臓に大きな負担がかかります。魚や肉以外にも、ご飯やパン、イモ類、果物、野菜にも含まれているので少し注意が必要です。支持された分量を守るようにしてください。
②エネルギー補給はしっかりと
タンパク質が有効利用されるようにエネルギー不足だけは気をつけましょう。もし不足した場合は体内の尿素・窒素が増えてしまい、せっかくのタンパク質制限が意味無くなります。 タンパク質が含まれていない砂糖やデンプン、油類を上手く活用してください。
③食塩は控える
腎臓の能力が衰えているということは、ナトリウムの排出能力が落ちているということです。特に高血圧症の人は注意が必要です。食塩制限も合わせて行ってください。
④カリウム制限
腎機能が低下しているので血中のカリウムが増えた時は制限指示が出ます。あらゆる食品に含まれる成分なので気をつけましょう。果物は缶詰にしたり、野菜やイモ類は小さく切ってから茹でるなどしてください。
⑤水分補給の制限
症状によっては水分も制限が必要になります。料理の水分まで考慮しないといけませんので、水気を切ってから食べるようにしてください。
腎臓病に良い食べ物について
■食品の選び方
腎臓への負担を軽くするためにも加工品は控えましょう。ハムやソーセージ、練り物や干物は我慢です。生魚、生肉を基本としてください。
■調理の工夫
塩分を控える必要があるので、調理する際は天然のダシを活用しましょう。かつおぶしや昆布、いりこ、干ししいたけなどです。また味気ないと感じる時は、香辛料(七味、コショウ、わさびなど)や酸味、香りなどを加えてあげましょう。
■食事のとり方
汁物は出来るだけ飲まないことです。1日に1/2杯以下が望ましいでしょう。というのも汁物は塩分が多く、1杯で1.5~2gも入っているんですよ。また外食は塩分量が非常に多いので注意してください。
まとめ
腎臓病というとやはり思い浮かぶのは尿管結石ですね~。あの痛みは悶絶級と聞きます。実際に友人が尿管結石になった時は背中の痛みから始まり、その後は地獄だったと言っていました。
このようなつらい思いをしない為にも、日ごろから暴飲暴食は控えましょうね♩